東京市場では、ドルが強含みとなっています。夕方には、過去3週間ほど上値を抑制している148円後半に接近し、148.80-90円の水準も観測されました。ドル/円は148.15-20円で寄り付いた後、当初はドル売りが先行し一時148円を割りました。しかし、その後は切り返し、徐々に右肩上がりの展開となりました。日経平均株価が終値ベースでバブル崩壊後の最高値を更新する中、ドル/円も148.75円近くまで値を上げる場面も見られました。16時現在でもドルは高値圏にあり、148.70-75円で推移しており、欧米市場を迎えています。

一方、注目されていた材料は「米金融政策」と「日本の金融政策」でした。前者に関しては、昨日のNY時間に米通貨当局者4人から発言がありましたが、全員が「利下げの緊急性はない」との見解を示しました。例えば、ボストン連銀のコリンズ総裁は「利下げを検討するにはさらなる証拠が必要」と述べました。これらの発言を受け、ブルームバーグでは「3月のFOMC会合で利下げが決まる可能性は低くなった」と報じられています。一方、後者の日本の金融政策に関しては、本日東京時間に2人の日銀関係者から発言がありました。清水理事は「マイナス金利を解除しても緩和的な環境が続く」とコメントし、「政策修正は経済・物価・金融情勢次第」と述べました。内田副総裁も「マイナス金利を解除しても、どんどん利上げするパスは考えにくい」と述べました。市場ではもう少しタカ派なコメントを期待する向きがあり、その後の為替の動きなどを見て、一部で失望の声が上がったようです。

 

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ドル円 148.716で売り
148.675で決済 +4.1pipsで +41,000円でした。

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