週明けの東京市場は揉み合いの展開でした。ドル/円は150円挟みのレンジ取引となり、方向性はあまり明確ではありませんでした。週末には、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の獄死が報じられ、暗殺などの噂が広がる一方で、ロシアへの非難の声も相次いでいました。また、ミュンヘン安全保障会議では、中国外相が積極的な外交を行っていたことが話題になりました。

このような状況下で、ドル/円は150.10-15円で始まりましたが、基本的にはレンジ取引が続きました。40ポイント程度の狭いレンジ内での値動きで、方向性が乏しい状況でした。なお、ドルは高値圏で推移していましたが、動意が乏しいため、目立った円安けん制発言は聞かれませんでした。16時現在でも150円前後で推移しており、欧米市場を迎えています。一方、注目されていたのは「ロシア情勢」と「中国情勢」でした。ロシア情勢では、ナワリヌイ氏の獄死を受けた非難や議論が続いています。一方、中国情勢では、ミュンヘン安全保障会議での中国外相の積極的な外交や二国間会談が注目されました。また、中国海警局が金門島周辺での巡視活動を強化すると公表したことも、今後の動向に注目が集まります。